2008.8.16「AUX GOURMANS」

久々に訪れた「AUX GOURMANS

いや〜、やはり最高でした。なんといっても美味い!とにかく美味い!

シェフの気持ちが伝わる非常に素晴らしいディナーとなりました。多分私が色々な意
味で2008年で最も感動した食事の一つと言えるでしょう。

マダムの接客、シェフの「美味い物をお腹一杯食べて欲しい!」といった心意気。そしてなんと言ってもお手ごろなお値段。

横崎シェフは肉を焼かせると本当に達人です。心の底から思い知らされました。

今回は1990のサンジュリアン Ch.ラグランジュをメインと合わせましたが、やはり良年のグランヴァンは素晴らしいですね。凝縮されたカシスやほんのり、ブルーべリー。そしてなめし皮の香りとほんのりアニ
マルフレーヴァー。そして程よく溶け込んだタンニン。複雑なボディは重厚でもくどさはありませんね。

4名で鴨・牛・鳩の3種類のメインをオーダー。

鴨は伝統的なオレンジソース、牛は塊で焼き、小鳩は内臓までしっかりと戴きました。ご馳走様でした。今度はジビエの時期にまた伺いたいと思います。

前菜:ラングスティーヌのマリネ、バジルドレッシング

生のラングスティーヌ氷で〆てプリッとさせてからバジルドレッシングと少しエシャロット、ニンニクのオイルで和えて野菜と一緒に盛り付けてあります。ラングスティーヌが3本も。トロッとした食感と、ドレッシング&野菜と一緒に最高の一皿でした。

前菜:生け穴子のスパイスムニエル、カリカリ焼き!熟成バルサミコソース

穴子と言えば寿司!そう思っていましたがこれもとても美味しいと思います。

穴子を魚として食べていただける料理に仕上がりました。カリッと、ふわっと美味しい穴子の一皿です。熟成バルサミコとまた良く会うんですね。添えられたクスクスと口に運び、しっかり目のサンセールと合わせていただきました。

主菜:シャランデ「ジェラール・ビュルゴー家」の鴨、ソースビガラード

フランスシャランはシャランデ鴨を使います。その中でも一つのブランドになっているのがこのビュルゴー家のシャランデです。

骨付きのまま柔らかく焼き上げます。絹のような滑らかな肉質、しっかりとした味わい。素晴らしいの一言です。ソースはフランスの古典ビガラードです。

主菜:和牛ランプ肉のグリル、エシャロットソース

これはやばかったです。美味すぎました。フレンチで牛は昨今ではなんとなくの物足りなさと共に頼むことがどんどん減っているのですが、これは絶品です。

特に産地は指定していません。良質のA4クラスの和牛です。このクラスの和牛ですけどランプの部位にはサシがほとんど入っていません。

肉の味わいを味わえる部位ですね。備長炭の炭火でじっくりと焼き上げます。肉好きにはブラボーな料理です。

主菜:余すところ無く食べ尽くそう!フランス産小鳩の料理、カシスソース

胸、もも、手羽元、手羽中、ネック、ぼんちり、内臓などなど食べられるところは全て調理します。胸ともも以外の部分も鳩って本当に美味しいんですね。鳩を丸々堪能。とにかく全部食べてもらおうと、きちんと分けて出てきてプレゼンも合わせて最高でした。

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