2010.11「L’AUBERGE DE L’ILL TOKYO」

フランスの北東、ライン川とヴォージュ山脈にはさまれたアルザス地方で、ミシュランの三ツ星を40年以上守り続けている『オーベルジュ・ド・リル』。

世界三大シェフと呼ばれるマルク・エーベルラン氏のレシピをそのまま受け継ぎ、日本にいながらにして、アルザス本店のほぼすべての料理を味わうことができるのレストラン普段は敷居が高くてなかなかお邪魔できない高級店「L’AUBERGE DE L’ILL TOKYO」

そちらで働いているとても大事な友人にお願いしてちょっとわがままコースを作っていただきました。

そしてお世話になっているお姉さまにご一緒いただきお腹の準備万端でいってまいりました。

「L’AUBERGE DE L’ILL」

★スペシャリテづくしコース

特別に用意していただいたメニューには、なんか「スペシャリテ」やシェフ「エーベルラン」の文字がやたら多くてまぁ要はすごいメニューってことでww

まずは「ポーチドエッグとキャビア ファソン エーベルラン」

アルザスはポーチドエッグが名物なんですかね?

とあるお店でも食べた記憶があります。

卵にキャビア……。う~んハイファットですがたまりまへんな~

そして名物「鵞鳥のフォアグラのテリーヌ オーベルジュドリル風」

こぶし大の壺にたっぷりと作られたフォアグラのテリーヌをサーバーでざっくりとすくって盛り付けていただきます。本店では残りをお持ち帰りできるそうです。

濃厚でグワシィ~っときますね、うんまぁいっすね。

アルザスのゲベルツと合わせて。

<<オーベルジュドリルのスペシャリテ>>
「グルヌイユのムースリーヌ ポールエーベルラン」

どっかで見たことありそうなムースリーヌ。数々の有名メニューがここで生まれているのですね。

現シェフのお父様のお名前を冠した43年前に考案されたスペシャリテだそうです。

<<オーベルジュドリルのスペシャリテ>>

「オマール海老のラグーとセップ茸のリゾットトリュフのエミュルッション」

これはこれは……もうアレルギーな人じゃなければ誰でも好きですよね。

ぷりぷりのオマールと濃厚なリゾットの組み合わせ

<<オーベルジュドリルのスペシャリテ>>

「コートレットピジョン スタイル ロマノフ」

これはね、ウマイ!!フォアグラとトリュフ。そして絶妙な加減の鳩の香りと食感。ロマノフってだけあって贅沢な一皿ですな。

各々の素材を網脂で包み、もも肉状に再形成された物。

私の今日一!!今年はあまりジビエ類は気が進まないな~なんて思っていたのも、ほんのわずかな時間でしたw美味しいな~

それぞれに合わせてワインを用意していただいたのですが・・・・・何だったか・・・・さっぱりw

「プレデセール」

巨峰とシャンパーニュのソルベを合わせたもの

<<オーベルジュドリルのスペシャリテ>>

「ペーシュエーベルラン」

簡単に言えば丸ごと桃コンポートなんだけど良いレストランで作るとこんなに上品に仕上がるものなのですね~と思うようなデザートでした。

カフェ、お茶菓子までしっかりいただいて大満足なお食事でした。

そしてフランス料理について色々考えさせられた貴重なお食事となりました。

今見るとクラシックなお料理たちは、作られた時には新しいものだったのだとすればやはりフランス料理とは常に進化し続けるお料理なんですね。

だからこそ、最先端のお料理が、フランス料理としての最高の評価を受けるのかもしれません。

あ~いい時間だった~スタッフの皆様、そして菅原さん。ありがとうございました。

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